【ジェイソン流 お金の稼ぎ方】
累計約70万部を突破した(電子書籍含む)『ジェイソン流お金の増やし方』のから、約2年の時を経て出版された第2弾!
前作をきっかけに投資を始めた人がいる一方で、こんな声も聞こえてきたそうです。
そもそも収入が少ないから積極的に投資ができないな。
そんな悩みに答えるために、本書は「稼ぐ力をつけること」を著者自身の人生経験から伝える本になっています。
【稼げる人と稼げない人の差は何か?】
同窓会で久しぶりに会った友人。
「同じ学校で、同じように学んで生活を送っていたのに、社会的なポジションや収入が違うのは何故か?」
著者のジェイソンさんは、「稼げる仕事を判断する三角形がある。この3つの判断基準をどう組み合わせて仕事に取り組むかで、稼げるのか、稼げないのかが変わってくる」と言います。
【稼げる仕事を判断する三角形】
①できること
②世の中に必要とされていること
③好きなこと
この中でも、「①できること」×「②世の中に必要とされていること」の両方を考えて行動することが「稼ぐ力になる仕事」になります。
「①できること」×「③好きなこと」
好きであればできる限りの時間と情熱をかけて仕事に取り組めるが、世の中が求めていなければ、対価を払ってもらうことができず、「誰よりもできる仕事」で終わる。
「②世の中に必要とされていること」×「③好きなこと」
熱意があっても、人よりもできること(スキル)がなければ問題を解決することができず「夢」で終わる。
では、どのようにして「①できること」「②世の中に必要とされていること」を達成するのでしょうか?
「①できること」上位0.01%(1万人のうちの1人)になるためには1/100×1/100=1/10000になる。
若い頃からITの世界で勝負しようと決意をし、幼少期からパソコンでプログラミングを独学で学び、飛び級をして大学に入学したジェイソンさん。
しかし、アメリカの大学のインターンシップに応募した結果、惜しくも合格することができませんでした。
そう、1万人のうちの1番になれなかったのです。
そこで、ジェイソンさんは考えます。
「ひとつのことで1万人のうちの1番になるのは難しいが、ふたつの能力を掛け合わせることで1番になればいい。100人のうちの1番の何かの能力と、もうひとつ100人のうちの1番の何かの能力を掛け合わせる」ということを思いつきます。
上位0.01%(1万人のうちの1人)になるためには1/100×1/100=1/10000になる。
ここで選んだのが
「IT」×「日本語」です。
ジェイソンさんが日本語を選んだ理由は「英語が話せる僕が中国語や韓国語を学んでも、あまり強みにならないんだよね。なぜかというと、もう普通に英語が話せる現地の人がたくさんいるから。」
これは、日本人にとっては耳が痛い話です。
英語が話せる日本人はほとんどいないため、英語ができるというのは日本においては大変な武器になります。
結果、ジェイソンさんは旭化成の音声認識ソフトウェアの研究職として、1年間日本で働くことになりました。その後は、紆余曲折を経て現在の「IT企業の役員」と「芸人」の二刀流となっています。
「②世の中に必要とされていること」
自分にどれだけ優れたスキルがあっても、それが世の中で必要とされるものでなければ仕事としては成立しません。
「世の中で必要とされていることを見つける嗅覚を磨くには、日頃からニュースを見ることが助けになる。」とジェイソンさんは言います。
・スキマ時間にポッドキャストを聞く
・yahoo!ニュースの「経済」の部分をチェックする
常にアンテナを張り続けることで、世の中に必要とされていることを位置早くキャッチすることが成功の秘訣と言えるでしょう。
【全体の感想】
今回は、本書を読了したうえで最も重要だと考えた「稼げる人と稼げない人の差は何か?」を中心にご紹介しました。
特に、「能力をかけあわせる」という考え方には目から鱗だったので、ぜひともみなさんにお伝えしたいと考えました。
ジェイソンさんも日本語をすぐに習得できたわけではありません。日本語を勉強してから来日したものの、実は使い物にならなかったそうです。日本語検定を取得したり、毎日欠かさず漢字の書き取りを続けたりとコツコツと努力を続けてきたようで驚きました。
ただ、自分の中で100人中1番の能力を考えると、悲しいことに見つかりませんでした。
ジェイソンさんが幼少期から先を見通し、努力を続けた結果が今に繋がっていることは間違いありません。
本書は現在仕事をしている方はもちろん、これから将来を考える中高生にとっても人生の指南書として大変優れいていると思います。いつからでもスキルアップは目指せますが、「稼ぐ」ためには1秒でも早く始めた方が良さそうですね。
ご紹介した内容以外にも、大変参考になる内容がぎっしり詰まっているので、ぜひ本書を手に取っていただきたいなと思います。
続いて、私の現在の学びを紹介します。
プログラミングの勉強
私のように、プログラミング全くの初心者で、なにから取り組めばよいのかわからないという人に、本書では「Scratch」というツールが紹介されていました。
更に、この「Scratch」というのは厚切りジェイソンさんが出演する「Why!?プログラミング 」というNHKの番組で詳しく解説されているではありませんか!
早速、プログラミングに興味がある小学一年生の息子と「Scratch」を始めてみました。今を生きる子どもたちには、プログラミングは必須科目になります。英語のように取り残されないように、少しずつ取り組んでいきたいです。
YouTubeによる耳学習法
『超効率耳勉強法』著:上田渉の記事でもお伝えしたのですが、私は家事の合間にYouTubeを聞いています。特におすすめなのが、以下のふたつ。
メキメキ力がつくこと間違いなしです!
以上、いかかでしたか?
読書の間、頭の中で厚切りジェイソンさんの声で語りかけてくるようで、講義を受けているような感覚になり、読み易かったです。
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