こんにちは!mocoママです。
きょう、なによむ?
『しごとへの道』が読みたい!
「現在の仕事に就くまでの自分だけのストーリー」をコマ割りのコミック仕立てで描かれた本です。
【どんな本?】しごとへの道
大ヒット作「大ピンチずかん」で有名な絵本作家「鈴木のりたけ」さんが描く「しごとへの道」シリーズ。
仕事の現場を絵本にした人気シリーズ「しごとば」は図鑑のように事細かに描かれていましたが、本作品は読み物として新たに出版。
2024年5月現在、「しごとへの道1」「しごとへの道2」の2冊が刊行されています。
「現在の仕事に就くまでの自分だけのストーリー」をコマ割りのコミック仕立てで描かれた、読み易く心に響くお話でした。誰もが自分の人生の中では主役、全く同じシナリオで生きている人はいません。それなのに、なぜか自分と重なる部分があったり、共感する部分があるのが最大の魅力です。
私の人生大丈夫?夢がないとダメなのかな?と考える気持ちを軽くしてくれる本です。
「一本道ではない人生」
この本では1巻につき3人の方々が紹介されていて、計6人の方の体験談を聞くことができます。
「子どもの頃夢中になったこと」「中高生時代の部活」「高校卒業後の学び」など、幼少期から現在までの人生を振り返る形で構成されています。
パン職人の方は、高校卒業後すぐにパンの専門学校へ入学し、パン屋さんを開業したわけではありません。別の職業に就いたり、海外へ修行にでかけたりと、紆余曲折を経て今があります。まわり道をしたことで、喜びを感じられる仕事を見つけることができたと言われています。
獣医師のように大学での資格取得が必須な職業もありますが、獣医師の方もずっとまっすぐな道のりではありませんでした。ある地点で悩み、また獣医師として働きだしてからも「目指すべき像」を模索する日々があっての今があります。
【共通して言えることは】
・子どもの頃に好きだったことが原点になっている
・周りの人に支えられていることに感謝する
・お客さんが喜んでくれることが幸せ
この3点が、このお話を通して伝わってきました。
いまでこそ充実した日々を送るように見える皆さんですが、こういったことに気づけたときに、自分に自信を持って仕事に取り組むことができているのだと感じます。
読んだきっかけ
この本を手にしたきっかけは、娘の進路選択です。高校生になった娘は、入学して間もなくから「夏までに第一志望、できれば第二志望の進学先を決めるように」と言われました。
幼稚園や小学校の頃から「将来の夢は?」と聞かれることは多いですが、実際に自分が働いている姿をイメージすることは難しいです。
中学生になると少しずつ将来について考える時期ですが、日々の部活や勉強、目の前の楽しいことに気を取られ、気づけば高校生になっていました。かつて高校生だった私自身がそうだったように。
そして、進路選択に当たって、様々な疑問が生まれます。
【疑問】
・具体的に進路を決めるにはどうすればよいのか?
・興味のある職業に体験に行ってみる?
・そもそもどんな職業があるの?
こういった疑問を解決する手助けをしてくれるのが、やはり「本」であると思います。本を読むことで自分では体験することのできない他者の経験を垣間見ることができます。今回の「しごとへの道」では、全く知らなかった職業、その仕事に就くまでの過程、思い、努力、を知ることで視野が広がり、新しい自分との出会いのきっかけになりました。
「○○になるためには○○学部に行けばいい」といったhow to本を読む前に、今回の主役の人生をのぞき見してみてはいかがですか?
【対象年齢は?】
対象年齢は中高生~です。
難しめの漢字にはふりがながあり、小学校高学年くらいになると十分読むことができ、考えるきっかけになると思います。ただ、今回は「仕事ってなんだろう?」「自分のやりたいことってなんだろう?」をより具体的に、身近に感じてもらいたいので、敢えて中高生~としました。
むしろ、大学生や大人にも心に響く内容だと思います。
経験を重ねた今だからこそ、自分の人生を振り返り「こどもの頃に好きだったことってなにかな?」「本当にもっとやりたいことってあるのかな」と少し第三者目線で捉えることができるのではないでしょうか。
早く動き出せば、それだけなりたい職業に近づくことができるので、毎日アンテナを張り巡らせていけるといいですね。一度きりの人生が充実したものになりますように☆
以上、参考にしていただけると幸いです。
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