・今回は「育児あるある」なネタで大人が笑っちゃう3冊を紹介します。
・しばし日常の「大変」を「笑い」に変えて一息ついてくださいね。
「育児書通りに子育てをしているのに、こどもが言うことを聞いてくれない。」
「育児書には書いていない奇妙なことをするけれど、うちのこ大丈夫?」
子育てをしていると、こういった悩みをもつことがあります。ついつい怒ったり、落ち込んだりすることもありますが、その悩みはあなただけではありません。こどもの行動を客観的に捉えることで、冷静になれたり安心感を得ることができます。
今回は、うちのこだけではない「育児あるある」をまとめた本を3冊ご紹介します。
【2歳~】
【いっさいはん】作:minchi
この絵本を初めて見たとき、家族全員大爆笑が止まりませんでした。タイトル通り「いっさいはん」頃のこどもの行動を図鑑形式で現しているのですが、
うちの子かと思った!!!
「きらいな たべものが でてきたら ぜったいに くちを あけない」
「しずかにしてるときは だいたい ちらかしている」
「ちらかったものには きょうみない かたづけたものには きょうみある」
あー、もう全部「あるある」ですね。
この本に出会ったのが、下の子が2歳頃だったのですがもう行動がピッタリで、上の子も大爆笑して読んでいました。
1歳半頃からしっかり歩けるようになり、行動範囲が広がります。自我も芽生え、興味があるものには何でも挑戦したいお年頃。本当に大変でした。
・いまはまだ赤ちゃんを育てている方は、これからやってくる「ゆかいないっさいはん」を楽しみにしてください。
・現在2歳前後のお子さんをお持ちの方は、この本を読むと「うちだけじゃないんだな」とちょっと安心できます。
・過ぎ去った方は「あの頃もかわいかったなぁ」と懐かしんでくださいね。
育児書には載っていない「リアルな子育て」だと思います。いっぱいいっぱいになった時こそ第三者目線でそっと読んでほしい一冊です。
【ねぞうプロレス】作:ひらぎ みつえ
これ、タイトルだけで絶対面白いってわかるヤツ(笑)
毎晩どこの家庭でも繰り広げられている(であろう)こどもの寝相の悪さをプロレス技に見立てたユーモラスな絵本です。
実況中継形式で進む「ねぞうプロレス」。読み聞かせの場合はアナウンサー気分でノリノリに読んでみてください。
「うちの寝室に監視カメラついてるんちゃう?」というほど、忠実に再現されていて大爆笑でした。
うちの子達の得意技は間違いなく「ふんだり けったり キーーーーーック」!毎晩のことでイライラするのですが、こうやって絵本で客観的にみるとちょっと許せますね。
ほとんど開かない目のイラストもかわいい一冊です。
ちなみに、5歳息子は自虐ネタが大好きなので「違うで。もっとこんな感じ~!」と更にパワーアップさせた技を披露していました。
【ママパパ向け】
【ヨチヨチ父 ‐とまどう日々‐ 】作:ヨシタケシンスケ
大好きな絵本作家ヨシタケシンスケさんが描くコミックエッセイ。作者自身のパパの体験が、愛らしいイラストと共に赤裸々に盛り込まれています。
「パパ」だっていきなり一人前になるわけではない、「ヨチヨチ」しながら一歩ずつ成長していきます。それなのに、「ママ」は「一人前のパパ」を要求してくることが多いんですね。そんな新米パパの失敗やトホホな体験が盛り込まれた一冊です。
たとえば、
パパ『お出かけするときに 赤ちゃんだけだっこして でかけようとして怒られます。』
ママ『まだ準備できてない!(赤ちゃんのおでかけ荷物は多いのです)』『ちょっと考えればわかるでしょ!』
パパ『…。パパのちょっとママのちょっとはちょっと違うのです。』
イラストがないので伝わりにくいですが、こういうのも「あるある」ですよね。パパは「さぁでかけよう!」と気軽に言うのですが、ママとしては
・オムツを替えるところはあるか?
・授乳はできるか?
・お昼寝の時間にかぶらないか?
こういったことを常に考えているのです。
パパとママとの温度差や、パパ目線での気持ちが綴られており、共感が持てるものが多数ありました。パパにもママにもぜひ読んでほしいです。
【感想】
・どうして「あるあるネタ」って面白いんでしょうねー。
・「大変だ」と感じる日常が「笑い」に変わるのはとっても不思議です。
・過ぎ去ってしまうと懐かしい日々、一瞬一瞬を大切にしていきたいです。
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