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【ハロウィーンがもっと楽しくなる絵童話】アイスクリームが溶けてしまう前に

『アイスクリームが溶けてしまう前に』
(家族のハロウィーンのための連作)
作:小沢健二と日米恐怖学会
出版社:福音館書店
mocoママ
mocoママ

こんにちは!mocoママです。
きょう、なによむ?

弟

『アイスクリームが溶けてしまう前に(家族のハロウィーンのための連作)』が読みたい!

mocoママ
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・アメリカのハロウィーンの楽しみ方(手作りの良さ)を教えてくれる本です。

・タイトル名の謎が解けたとき、こどもの成長を感じ、懐かさと寂しさがこみあげてきました。

・手作りでハロウィーンを満喫したい方にオススメの1冊です。

この記事を書いた人

【moco(もこ)】

●9歳差姉弟をもつ、2児の母
●本を読まなかった子供時代から一変!こどもへの読み聞かせをきかっけに、読書にハマる
●絵本の世界観を実生活とリンクさせる子育て実践中
●詳しいプロフィールはこちら

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【アイスクリームが溶けてしまう前に】

①ハロウィーンの由来がわかる
②とにかく「手作り」の仮装がどれだけ素晴らしいかが伝わる
➂作者はなんと、あの人だった!

①ハロウィーンの由来がわかる

冒頭、ハロウィーンの本来の意味の語りがあります。

昔は、ハロウィーンになると、子供たちは本当にいたずらをした。
しかし、世界恐慌の時に世界がめちゃくちゃになり、こどものいたずらもエスカレートしてしまった。
電信柱をノコギリで切り倒したり、路上の車をひっくり返してしまったり。

そこで、大人たちはハロウィーンを変えることにした。
ハロウィーンを「子どもがいたずらしないでくれたら、大人がお菓子をあげる」ってね。

②とにかく「手作り」の仮装がどれだけ素晴らしいかが伝わる

アメリカでは大人を含め、家族みんなが手作りの仮装を楽しんでいることを初めて知りました。

それも、とってもユニーク。
ダンボール、テープ、アルミホイル…最高に便利な材料は針金ハンガー!!!
これらを使って作った衣装は、お店では売ってないようなアイデア勝負のものばかり。

単純に、おばけ、がいこつ、魔女といった仮装ではない様子。

あるときは、自動販売機に。
あるときは、弱くなったスーパーマンに。
あるときは、青トンボの家族に。

材料が揃ったら、鍋をじっくりと煮込むように、衣装をじっくり、考えながら作りこむ。
忙しいママは、徹夜でシーツの幽霊を縫い上げ、忙しいパパはダンボール・ロボットの完成を目指す。

更に、訪問された家の人は、何の仮装をしているか、当てるそう。
訪問する方も、される方も双方が楽しめるのがアメリカのハロウィーンの良いところ。

近所でもハロウィーンを楽しんでいるのですが「こどもは仮装する」「おとなはおやつをあげる」といった役割になっています。
家族一丸となって楽しむイベント、素敵な思い出になりますね。

➂作者はなんと、あの人だった!

作者の「小沢健二」さんのお名前、どこかで聞いたことはありませんか。

そう、「ラブリー」や「カローラⅡにのって」が大ヒットしたシンガーソングライターなんです。
作者の名前を見て「同性同名かな。」くらいしか思ってなかったのですが、なんとご本人でした!!!

東大・多彩で有名でしたが、作家活動もされているのは驚きですね。

小沢健二と日米恐怖学会とは……?

ハイ・スタンダードを始めPizza of Death レコーズの装幀で知られるイラストレーター ダイスケ・ホンゴリアンとミュージシャン 小沢健二、写真家 エリザベス・コール、ファッションディレクター 白山春久という4人の人間、そして不明数の怪物たちで構成される団体。 

「アイスクリームが溶けてしまう前に」のタイトルの謎が溶ける頃、「次のハロウィーン楽しみ度」が最高潮に達します!!!

10月中旬、本を読み終えた5歳の息子は「ハロウィーンが楽しみだ!」とワクワクが止まらない様子でした。
寝る前に本を読んだのですが、楽しみすぎて30分くらい眠れなかったほどです。
さらに、毎晩この本を読み聞かせに選ぶほどお気に入りになりました。

弟

ハロウィーンは何の服を作る?

早く作りたい!

楽しみだよー!!!

手作りといえば…

現在中学3年生の娘が小学生だった頃、ハロウィーンが近づくと近所のお友達と「手作り衣装」ならぬ「手作りハウス」を作るのがなぜか恒例でした。
近所のドラッグストアからダンボールをもらってきます。
それも、一番大きなダンボール!!!

テープで貼り付けて、窓をつけたり、中に絵を描いたり…。
思い思いのダンボールハウスを作っていきました。

真っ暗になってもまだまだ続ける、とっても楽しそうな子供たち。
この本を読んで真っ先にその時の光景が思い出され、とても懐かしく感じました。

2016年のハロウィン、今から7年前の様子。
ちゃんとライトも光らせて雰囲気だしてます。

2018年、5年前の様子。
仮装も楽しんでます☆

姉

・あの頃のダンボールハウス作りは本当に楽しかったよね~!

・最近ではめっきり交流が減ってしまったけど、ハロウィーンって近所で仲良くする最高のイベントだったなぁ。

中3の娘もこの本を読んで、懐かしく感じたようです。

mocoママ
mocoママ

2023年のハロウィーンに向けて、父子で衣装を作りました。
楽しいハロウィーンの様子は、後日日記にてお知らせします。

【対象年齢は何歳くらい?】

童話・読み物に分類されると思うので、小学生中学年くらいから一人読みできそうです。

文字(ふりがなあり)は小さめですが、ほぼ全てのページにかわいいイラストがあります。

イラストはシンプルなのに、インパクトがあり、色を使いすぎず「夜」を引き立てているのもイイです。
また、語りかけられる口調が心地が良く、耳に溶け込んでくるのがイイです。

私は5歳の息子に読み聞かせましたが、静かに聞いていました。

読み聞かせだと、だいたい20分程かかります。

mocoママ
mocoママ

以上、参考にしていただけると幸いです。

また、ほかにも本を紹介していきますね!

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