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【年長の息子が「ともだちになりたい」「この学校に通いたい」と言った、好奇心旺盛な少女の小説】窓ぎわのトットちゃん

mocoママ
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こんにちは!mocoママです。
きょう、なによむ?

弟

『窓ぎわのトットちゃん』が読みたい!

mocoママ
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約2ヶ月かけて年長の息子に読み聞かせをしました。好奇心旺盛なトットちゃん・校長先生の教育方針・電車の教室、どれもがとても素晴らしいお話でした。

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【どんな本?】

1981年に発売された黒柳徹子さん著の『窓ぎわのトットちゃん』は「最も多く発行された単一著者による自叙伝」として、2023年にギネス世界記録に認定されました。2023年には42年ぶりとなる続編も発売され、国民的なベストセラーとなっています。

この記事を書いた人

【moco(もこ)】

●9歳差姉弟をもつ、2児の母
●本を読まなかった子供時代から一変!こどもへの読み聞かせをきかっけに、読書にハマる
●絵本の世界観を実生活とリンクさせる子育て実践中
●詳しいプロフィールはこちら

息子に読み聞かせたきっかけ

『窓ぎわのトットちゃん』は、いつも実家の本棚の定位置にありました。小学生の頃に一度読み「面白かったな」という漠然とした記憶しか残っていませんでしたが、続編の発売をきっかけにもう一度読み直してみようと思ったのが始まりです。

読み始めると面白さにグイグイ引きこまれ、時にはクスリと笑ってしまう場面も。お話の舞台は、トットちゃんがトモエ学園で過ごした、小学校1年生からの数年間です。春から小学生になる息子にとって、ちょうど年齢がピッタリのお話だと感じました。

全く知らない、昭和の雰囲気、汲み取り式便所、電車の教室なんかが、逆に新鮮に感じるのではないかと思い、読み聞かせを始めました。ほとんど絵のない、文字ばかりの本を読み聞かせるのは初めてでしたが、少しずつ読み聞かせた結果、息子にとってトットちゃんは大事なお友達のひとりになったようです。

【息子が気に入った3つのポイント】

①好奇心旺盛なトットちゃん
②昭和レトロが逆に新鮮に映る
③小林宗作校長先生の自由な教育方針

この3点を中心に紹介していきます。

弟

トットちゃんが昔を思い出して書いた日記みたいなお話だよ。

①好奇心旺盛なトットちゃん

物語は、なんと小学1年生にして、退学になってしまったところから始まります。好奇心旺盛なトットちゃんは机のフタを100回くらい開け閉めしたり、チンドン屋さんを呼び込んだりと授業の迷惑になることをしてしまい、退学になってしまいました。

困ったママは「トモエ学園」への入学を決めるのです。ここから、トットちゃんの好奇心をどんどん伸ばす小学校生活が始まりました。

②昭和レトロが逆に新鮮に映る

息子が特に気に入ったエピソードをふたつ紹介します。

一つ目は『とびこんじゃダメ!』
好奇心旺盛なトットちゃんは何か面白いものを見つけた時に、すぐに飛び込んでしまう性格。
当時は汲み取り式トイレ(私はボットン便所と呼んでいます)だったので、その汲み取り口に飛び込んでしまったというもの。息子は汲み取り式トイレを見たことはありませんが、私から説明を聞いて、うんこまみれになったであろうトットちゃんを想像し、クスクス笑っていました。

二つ目は『一番わるい洋服』
校長先生は、思いっきり遊べるように「どんなに泥んこになっても、破けてもかまわない、一番悪い洋服を着させてください」というお願いを保護者にしていました。そしてトットちゃんの最も好きな遊びは鉄条網と呼んでいる、有刺鉄線などが張り巡らされた垣根の下をくぐる遊びでした。
こんなトゲトゲの下をくぐるのですから、スカートが破けるレベルではなく、パンツまで毎日ジャキジャキになってしまうとのこと。毎日、パンツが破れる程思いっきり遊べるトットちゃんを羨ましく思い、またその姿を想像するだけで息子はとっても面白かったようです。

このように、令和を生きる息子には全く想像もつかない世界が広がっており、トットちゃんが自由に遊んでいた昭和の時代が逆に新鮮に映り、一緒に遊んでみたいと強く感じたようでした。

③小林宗作校長先生の自由な教育方針

「トモエ学園」を満喫するうえで欠かせないのが、校長の小林宗作先生の存在です。校長先生の夢である「トモエ学園」は自由を尊重し、ハンディキャップにコンプレックスを抱かせないような配慮がいきとどいた学園でした。
今から約80年も前の学校であるにも関わらず、今読んでも一歩先を行く先進的な教育方針だと感じさせられます。

息子が気に入ったのは、なんといっても「電車の教室」。校舎の代わりに電車が教室として使われているのです。外を眺めればいつでも旅行気分、こどもにとってはテンション爆上がりな教室で勉強ができるのです。

他にもお弁当には「海のものと山のもの」を入れたり、いただきますの代わりに「よく嚙めよ」の歌を歌ったり。この「よく嚙めよ」の歌は「船をこげよ(Row Your Boat)」の替え歌なのですが、息子もすっかり気に入って、一緒に歌っています(笑)

まだ小学校入学前の息子ですが「トモエ学園に通いたい」「毎日の学校に通うのが楽しくなりそう」と小学校への憧れを抱いています。

mocoママ
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・トットちゃんの思い出は楽しいことばかりではありません。時には悲しく、辛い出来事、そして最後には第二次世界大戦のことについても触れられています。

・ご自身の体験を通して、偉大なる小林宗作先生について、多く語られた黒柳徹子さんに深く感謝します。

【対象年齢は何歳くらい?】

対象年齢は小学生から。
講談社青い鳥文庫からはルビ付きの児童書も発売されています。

この小説は、61個の章(エピソード)とあとがきで構成され、1つの章がだいたい3~4ページで語られています。1章が短く読みやすいため、朝読書やスキマ時間でも楽しめるのがメリットです。

私は寝る前に年長の息子に絵本を読んだあと、トットちゃんを少しずつ読み聞かせました。息子は布団の中で、目をつぶった状態でも話が聞けるので、入眠もしやすかったようです。

紹介しきれない程たくさんのエピソードがあり、また文章としても子供にもわかりやすくスラスラ読めるので、ぜひ皆さんにも読んでいただきたいなと思います。

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mocoママ
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以上、参考にしていただけると幸いです。

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