「小学校ってどんなところかな?」「勉強は難しいかな?」
そんな不安を解消してくれる、入学準備にぴったりな絵本をご紹介します。
【ワクワク!もうすぐ一年生】
私には、4月から小学校1年生になる息子がいます。
ちょっぴり不安なタイプなので、「勉強ってどんなことをするのかな?」「お母さんがいなくて大丈夫かな?」「忘れ物をしたらどうしよう!」こんなことを心配していました。息子が少しでもスムーズに入学できるように読み聞かせた絵本をご紹介します。
既に学校に通っているお友達にとっても「私の学校と一緒!」「これはぼくの学校とは違うよ。」「私もこんなことが不安だったなぁ」など楽しい発見があると思います。親子で一緒に読んで、学校の様子を知るきっかけになれば嬉しいです。
不安に寄り添ってくれる絵本「ぞうくんは いちねんせい」
今日から小学校に通う「ぞうくん」は不安でいっぱい。
「ひとりぼっちになったらどうしよう。」
「せんせいってこわいのかな。」
勇気を出して教室に入ったけれど、教科書を忘れて泣いちゃったり、でもお友達が教科書を見せてくれて、優しくしてもらえたり。いろんなことがあった一日の最後は、ちょっと成長できたかな。
ほのぼのしたイラスト、文字が少ないので、焦らされず、じっくり寄り添ってくれると感じました。
吹き出しが楽しい写真絵本「1ねん 1くみの 1にち」
とある小学校の1年1組の教室の1日を定点観測した写真絵本。
時計の表示は8:15。一番乗りの児童が登校する様子から始まります。時計の表示と教室の写真風景に吹き出しがポコポコとたくさんついた形式。ページをめくるごとに、授業が進んでいきます。
体育の前に10分で着替える様子を見て「ぼく、間に合うかなぁ」と息子は少し不安そうでしたが、ふざけている子、どんどん着替える子、いろんな子がいますが、みんな無事に運動場へ行くことができたのを見て一安心したようでした。
リアルな授業風景や休み時間、給食の様子などが楽しめ、また吹き出しの内容も1年生らしく、小学校の様子がとてもよくわかる1冊です。
虫かごを持ってきた男の子が気になって、ずっとその子の様子を追いかけながら読んでいたよ。ぼくも一年生になったら虫を持っていくんだ!
みんないいところがあるよ「にんきもの いちねんせい」
クラスのみんなにはひとりひとり、良いところがあることに気が付ける絵本です。この絵本には14人の人気者が登場し、「おおきな声でおはようって言える」「授業中に進んで手を挙げる」など、具体的なほめポイントが挙げられているところが良いなと感じました。
お友達の良いところ、もちろん自分の良いところをどんどん見つけられるといいですね!
ぼくは面白い顔をして、みんなを笑わせることができる「人気者1年生」になるよ。
迷路・絵さがし・間違い探し、遊びながら学べる絵本「しょうがっこうへいこう」
斎藤洋さん×田中六大さんのシリーズ絵本。
今回は「しょうがっこう」がテーマ。
小学校への登校から下校までの一日をゲームをしながら紹介してくれる絵本です。登校のコースはまるで迷路。迷わずに歩いて小学校まで行けるかな?朝礼で校長先生の顔を覚えたら、校長先生を当てるクイズの始まりです。ひらがなを読んだり、数を数えたりするちょっと難しいクイズも登場します。下校の頃にはすっかり小学校に馴染めますよ。
他のシリーズも楽しく学べて、こどものお気に入りです。
校長先生がロボットだったり、ユーモラスな学校!めっちゃ面白いな!
どしどし手を挙げよう!「教室はまちがうところだ」
「間違った答えを言ったらどうしよう。」こんな経験、ありませんか?大人になった今でも、みんなの前で意見を出したり、質問をすることは勇気が必要です。この絵本は「間違ってもいいよ、どんどん手を挙げよう」と背中を押してくれる絵本です。
元々は詩だったようで、リズムの良い文章が続きます。「はじめから うまいこと言えるはずないんだ」「はじめから答えがあたるはずないんだ」の一節がとても頼もしく感じました。こんな学級づくりをみんなで目指していきたいですね。
和式トイレでも大丈夫!「がっこうでトイレにいけるかな?」
和式トイレでのうんちの仕方を教えてくれる絵本。
最近の学校のトイレでは洋式化が進んでいますが、一部のトイレでは和式という学校もあるかと思います。そんな時に、戸惑わずにトイレにいける方法を教えてくれます。
私は和式世代なので、疑問に感じたことがなかったのですが、和式トイレでは正しい位置でしゃがまないと、うんちがはみ出してしまうんですね!もし、うんちがはみ出しても、紙でふいて処理する手順が載っていました。これを読めば、和式トイレの使い方もバッチリ、安心して学校に行くことができますよ!
一年間の思い出を振り返る「さよなら ようちえん」
卒園までの日々を描いた絵本。
年長のななこちゃんはお弁当の時間が大好き。どろだんごづくり、プール遊び、七夕のおまつり…。様々な行事が楽しかったのはやっぱりお友達との関わりのおかげ。
少しずつ成長しながらたからものを見つけていったななこちゃん、幼稚園での思い出を胸に、小学校への期待が膨らむお話です。
親の方が園生活を思い出し、じんわりと胸が熱くなりました。
【番外編】
黒柳徹子さんの自叙伝。自由闊達な少女を描く小説「窓ぎわのトットちゃん」
年長の息子に約2ヶ月かけて少しずつ読み聞かせをしました。
戦時中、自由な意思を尊重する「トモエ学園」でトットちゃんが過ごす数年間を描いた小説です。
文字ばかりでほとんどイラストはありません。小説の読み聞かせは初挑戦でしたが、電車の教室や、昭和ならではの遊びが息子には輝かしく映り、「トットちゃんと友達になりたい」「トモエ学園に入学したい」と胸が高まりました。
以上、参考にしていただけると幸いです。
また、ほかにも本を紹介していきますね!
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