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作:なかむら しょうこ
絵:さいとう しのぶ
出版社:リーブル
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こんにちは!mocoママです。
きょう、なによむ?
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『きしわだのだんじりまつり』が読みたい!!
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・300年以上の歴史と伝統を誇る大阪府南部、岸和田のだんじり祭。伝統と文化を受け継ぐ熱いお祭りに密着した絵本です。
・何度も何度も読んだので、5歳息子はセリフを覚えたほどです。
・2023年9月だんじりまつりの見物に行った様子もお伝えします。
この絵本は「こどものまつりシリーズ」として1999年に初版が発行されています。
大阪出身・在住のわたしにとってはローカルな「だんじりまつり」ですが、絵本が出版されるほど全国に知れ渡っていることに改めて驚きました。
昨年(2022年)はコロナ禍のため3年ぶりに見物オッケーで開催されただんじりまつり。初めて見物に行った当時4歳の息子はその勇壮な姿に一目ぼれしました。おまつりのあとは家で舞い踊り、太鼓の音を真似してはしゃいでいました。そんな折に目にしたのが、この「きしわだのだんじりまつり」の絵本です。
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【moco(もこ)】
●9歳差姉弟をもつ、2児の母
●本を読まなかった子供時代から一変!こどもへの読み聞かせをきかっけに、読書にハマる
●絵本の世界観を実生活とリンクさせる子育て実践中
●詳しいプロフィールはこちら
【どんな本?】きしわだのだんじりまつり
まつりの様子がまるっとわかる!
だんじりまつり当日の朝、何時から始まるか知ってましたか?
なんと夜中の3時なんですって!
だんじりまつりの朝はお参りから始まります。
主人公「あすかちゃん」の家族はみんなだんじりが大好き。夏になり、注文した法被(はっぴ)が届けば、その年のまつりの準備が始まります。曳行(えいこう・だんじりをひくこと)時の役割が違えば法被も違うようです。
絵本にでてくるお父さんは「大工方(だいくがた)」。屋根の上で舞い踊り、司令塔の役割もあります。おじいちゃんは「世話人」をしているので浴衣を着ます。意外と多い役割、綱引きのように曳くだけではありません。
絵本には模式図が載っているので、それぞれがどんな役割を担っているのかも一目でわかります。
さあ、いよいよだんじりが始まります!!!家族みんながまつりの準備に大忙し。
「そーりゃぁ そーりゃぁ」走って、跳んで、舞い踊る!!!
迫力満点のだんじりシーン、大勢の「人、人、人」。背景も実際の岸和田の風景が再現されていて、まるで見物をしているかのような臨場感があります。華やか、賑やか、全力でだんじりを楽しむ家族の様子がぎゅっと詰まった一冊です。
![弟](https://kyounaniyomu.com/wp-content/uploads/2023/04/5b0c87b62e40bcc18a05fd3d9a23ad27.png)
・大好きなシーンは「アンコール!」のところ。
・まつりが終わるとだんじり小屋にしまうけれど「アンコール!」と言って何度も扉を開け閉めするんだって!
・ぼくも読み聞かせの最後に「アンコール!」と言うと、もう一度最後のシーンを読んでもらえるよ。
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・「アンコール」のシーンは読んでいるこちらも胸が熱くなりました。
・だんじりを心から楽しみ、終わるのが惜しくなる様子がひしひしと伝わってきます。
・全力で取り組むものには必ずドラマがあり、人を惹きつける魅力があるのだと改めて感じました。
だんじりまつりにいってきました!
だんじりまつりは敬老の日直前の土日に2日間の日程で行われます。
岸和田の人は「岸和田の人と結婚するのが幸せ。」「まつりのためなら仕事を休む」という人がたくさんいるそうです。そんな熱いだんじりまつりに今年も行ってきました!
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2023年9月17日(日)この日はおまつりの2日目。朝から神社に宮入をします。
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市役所へ向かう「こなから坂」気合を入れて一気に駆け上がります!
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岸和田城をバックに堂々と曳いてる姿がカッコいい!
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屋根に乗っているのが「大工方」
前に乗って浴衣を着ているのが「世話人」
町ごとに法被の柄や、だんじりの細工も違っています。
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女の子たちの髪はやっぱり「だんじりあみこみ(コーンロウ)」一度はやってみたい☆
美容院では夜中じゅう、ずっと予約が入ってるらしいです。
この日の最高気温は34℃。炎天下の中、走りだす瞬間は全員で声を張り上げて全力疾走!!!絵本でもまつりの準備として走り込みをする姿が描かれていましたが、2日間乗り切るための体力作りは欠かせません。
暑い中、本当にみなさんお疲れさまでした。
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だんじりの太鼓、笛がとってもかっこよかった!うちわを持って踊るのも楽しい♪
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おまつりに参加されている皆さんは表情が明るく、心から楽しんでいるようでした。
対象年齢は何歳くらい?
対象年齢は、おまつりが楽しくなる3、4歳頃~だと思います。3歳には少し文字が多いかもしれませんが、興味があればとても楽しめる内容ですよ。息子は4歳の頃に初めてこの絵本に出会い、一年中季節問わず楽しんでいます。
セリフは大阪弁で書かれているのですが、岡山県出身の夫が読み聞かせをすると面白いことになりました(笑)関西圏ではない方も楽しくセリフを読んでくださいね~!
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以上、参考にしていただけると幸いです。
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