こんにちは!mocoママです。
きょう、なによむ?
『さみしい夜にはペンを持て』が読みたい!!
「しゃべると少しスッキリするのに、うまくしゃべれない」
「だれにも言えないことは誰に言うの?」
こういった悩みを少しでも軽くしくれるのがこの本です。「ことば」の持つ力「自分との対話」について考えさせられました。あまりに壮大なお話で胸が熱くなること間違いなし!
【どんな本?】さみしい夜にはペンを持て
『嫌われる勇気』古賀史健さんによる、13歳から読める「自分との人間関係」を構築できる本です。
【あらすじ】
SNSで常時だれかとつながっている時代。
だからこそ、積極的に「ひとり」の時間をつくろう。うみのなか中学校に通うタコジローは、学校にも居場所がなく、自分のことが大嫌い。
ある日、不思議なヤドカリおじさんと出会ったタコジローはその日から、どんどん変わっていく…・考えるとは「答え」を出そうとすること
ポプラ社ホームページより引用抜粋
・その作文、嘘が混じってない?
・みんなと一緒にいると、自分ではいられなくなる
・考えないのって、そんなに悪いこと?
感想
まず、装丁がいい!
装丁とは、表装材料をはじめ,表紙・カバー・見返し・扉・小口・箱などにさまざまな意匠をこらし書物の体裁を整えること。
透明感のある深い海の中、ポツンと目立つのか目立たないのか、意味深なタコ。
箔押しのタイトル。
表紙とタイトルだけで、何かが始まりそうな予感。
やっぱり、一気読みしました。
徹底的に自分と向き合い、自分の心の中を整理してくれる。
具体的な解決策(日記の書き方)は本書を読む以外に他に方法はありません!!!
「しゃべると少しスッキリするのに、うまくしゃべれない」
「だれにも言えないことは誰に言うの?」
こういった悩みを、順番に例を挙げながら丁寧に少しずつ紐解いていってくれます。
全ての言葉に重みがあり、全てが名言です。
読み終えたときは深海の中でポツンといるような静けさ、だけども一筋の光が差し込み手を差し伸べてくれたような感覚を覚えました。
学校では日記の書き方について教えてもらった記憶はありません。
もちろん、日記は自由に書けばよいものですが、この本を読むと違った視点で捉えることができます。
私も大学生で一人暮らしをしていた頃は日記を書いていました。どうしても愚痴を吐き出すようなものになっていましたが、それでは前に進めない。
あの頃の自分にこの本を送りたいと思います。
『一度口に出してしまったことばは、取り返しがつかない。』
『でもね、書くことを恐れる必要はないんだよ。だって、ぼくたちには消しゴムがあるんだから。』
『書いては消し、消しては書く。消しゴムを入れる自分が、何度も話し合う。ーまさしく、自分との対話だ』
『「考える」と「思う」の違いはね、「答えを出そうとすること」にあるんだ』
自分との対話から生まれた答え。それが正解かどうかはわかりませんが、考えることで見えてくることは必ずあるはず。
モヤモヤした気持ちを整理したい方におすすめの一冊です。
私は半年ほど前から日記をつけ始めました。
『日記は書くものではなく育てるもの』日記の読者として書き続けていきたいと思います。
くらげちゃんのイラストもかわいかったです!
中のタイトル表紙も迫力があり引き込まれました。
イラストもかわいく、テーマが海であることも全てが魅力的です。
対象年齢は何歳くらい?
ズバリ、中学生~です。
『すべての中学生と、かつて中学生だったあなたへ』というフレーズがありましたが、正にその通りだと思いました。
このお話は会話形式で書かれているので大変読みやすかったです。
難しいところはヤドカリのおじさんが丁寧に説明してくれますよ。
自己啓発本を併せ持つ小説ですが、目次のおかげで読み返すときにも大変便利でした。
イラストも多いので、本を読み慣れない中学生も少しずつ読み進めてみてください。きっと新しい扉が開きますよ。
以上、参考にしていただけると幸いです。
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