・こんにちは、mocoママです!
・「幼稚園や保育園ではどんな絵本を読んでもらっているのか知りたい」という方に、園で人気の4作品をご紹介します。
「幼稚園(保育園)でどんな本を読んでもらったの?」と聞いてもなかなか答えてくれないお子さんもいませんか?
そんな方に、園で人気のロングセラー作品(外国絵本)をご紹介します。
園で読んだ本をおうちでも読む、もちろん逆もしかりですが、こどもは「あー、これ知ってる~!!」というのが大好きで喜びますよ。
【外国のロングセラー絵本4選】
おおきなかぶ
1962年発行のロングセラー。ロシアの昔話ということで、いくつか「おおきなかぶ」が出版されていますが、こちらの絵本が最もポピュラーだと思われます。
とてつもなく大きく育ったかぶを抜くために、みんなで力を合わせます。「うんとこしょ どっこいしょ」お馴染みのリズムの良いフレーズが、何度も出てくるところが子どもたちは面白いらしい。
おじいさんはおばあさんを呼んできて、おばあさんは孫を呼んできて、、、
「どこまで増えるんだろう?」
「いつ抜けるんだろう?」
というワクワク感がたまらないみたいですね。劇遊びでも楽しめますよ。
「うんとこしょ どっこいしょ」のセリフは大きな声で一緒に読むと楽しいよ!
てぶくろ
1965年発行。
雪が降るくらい森で、おじいさんが「てぶくろ」を片方落としてしまいました。もこもこのファーがついた温かそうな「てぶくろ」。
はじめに見つけたのはねずみ。「ここでくらすことにするわ」すると、次々に動物たちがやってきて
「いれて」
「どうぞ」
そんなやりとりが続きます。でも、「オオカミに食べられないかな?てぶくろは破れないかな?」とページをめくるたびにドキドキしてしまいますね。おじいさんの「てぶくろ」はどうなってしまうのかな?
動物が増えるたびに「てぶくろの家」が豪華になっていくのがとっても不思議だよ。
三びきのやぎの がらがらどん
1965年発行。
三びきのやぎの名前はどれも「がらがらどん」。山の草場へ行く橋の下にはなんとも気味の悪い「トロル」が住んでいました。トロルは大きな体、ぎょろぎょろとした目玉がなんともおどろおどろしい。
そんな恐ろしい橋を「がらがらどん」は1匹ずつ渡っていきます。トロルに今にも食べられてしまいそうな「がらがらどん」に子供たちはハラハラドキドキが止まりません。
「がらがらどん」はどうやってピンチを切り抜けるのか!迫力のあるシーンに子供の眼は釘付けになりました。
「こわいもの見たさ」で何度も読みたくなっちゃうんだよね。
すてきな 三にんぐみ
1969年発行。
くらーい月夜の晩に、怪しい「三にんぐみ」が現れました。黒いマントにギロリと見つめる目。なんとこの「三にんぐみ」はこわーいどろぼうなんです!もちろん脅しの道具も持っていて、狙われた獲物は金品を奪われます。
この「三にんぐみ」がタイトルのように本当にすてきなのかな?最後にはあっと驚く展開に!
小さなころ何度も読んでもらいました。こわいどろぼうが変化していく様が魅力的です。
【感想】
「おおきなかぶ」「てぶくろ」の2作品では、【繰り返しの展開】【不思議な現象】が子どもたちにとって大きな魅力だと思いました。
「大きなかぶ」ではこどもたちがまねしたくなるようなフレーズの繰り返し、あり得ないくらい大きなかぶが子どもの心を鷲掴みにしています。「てぶくろ」では次々とやってくる動物たちとのひやひやする繰り返しの展開、少しずつ大きくなる手袋がこどもたちを惹きつけます。
一方、「三びきのやぎのがらがらどん」「すてきな三にんぐみ」では、【恐い描写】【見た目とのギャップ】がこどもたちの恐いもの見たさの気持ちを引き立てたと思いました。恐ろしい姿形のトロルと弱いはずのやぎ、恐いはずの泥棒が変化していく様子が子どもたちをハラハラドキドキさせています。
どの作品もこどもたちにとって魅力的で、多くの園で親しまれているのでしょうね。
【対象年齢は何歳くらい?】
対象年齢は入園児の多い3歳頃からだと思います。
いずれのお話も主人公はひとりではありません。協力してなにかを成し遂げることへの学びにもつながっています。
ちなみに、5歳になった息子は以前は好きだった恐い系の絵本が苦手になりました。「恐れる」ということは自分を守るうえでとても大切なことです。恐がる子には無理に読まず、適正な時期に読んであげてくださいね。
以上、参考にしていただけると幸いです。
また、ほかにも本を紹介していきますね!