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【齋藤孝先生の書籍から学ぶ!】読書感想文の書き方、押さえておきたいポイント

moco
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こんにちは!mocoママです。

今回は齋藤孝先生の著書を参考に読書感想文の書き方について解説していきます。

読書感想文について、こんなお悩みはありませんか?

「どの本を選べばいいのかわからない」
「どうやって書けばいいのか全くわからない」
「いつも同じ言葉を使ってしまい、表現の幅が広がらない」

私も全く同じ状態なので、すごく気持ちがわかります。
でも、順序だてて少しずつ練習していくことで読書感想文が少しずつ人に伝わるようになることがわかりました。

テレビ番組に多数出演され、書籍の執筆活動も行う、明治大学文学部教授の齋藤孝先生の書籍2冊を参考に、読書感想文の押さえておきたいポイントをご紹介したいと思います。

【読書感想文の流れ】

①心からおもしろいと思える本を選ぶ
②心が動いた場面に付箋を貼りながら読む
➂書きたいことメモをつくる(重要!)
・もし、自分がこの主人公だったら?
・過去に自分が体験したことに似たような経験はないか?
・読む前と後で、自分の心がどう動いたか
④書く!
・人に話してみると書きやすい

この記事を書いた人

【moco(もこ)】

●9歳差姉弟をもつ、2児の母
●本を読まなかった子供時代から一変!こどもへの読み聞かせをきかっけに、読書にハマる
●絵本の世界観を実生活とリンクさせる子育て実践中
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【児童文庫】カンタン!齋藤孝の最高の読書感想文

なぜこの本を紹介しようと思ったかというと、娘が6年生の時にこの小説を元に読書感想文を書いたからです。
この本を参考にしたのではなく、この本を自由課題としました。
読書感想文を苦手としていた娘にとっては、それだけ衝撃的で目から鱗だったようです。今までは感覚的に書いていた感想文ですが、この本を読むことで、体系的に学ぶことができました。

姉

この本を読んだ瞬間から、原稿用紙に向かう気力が湧いてきました。早くこの感動を伝えたいと鉛筆を走らせました。

夏休みの終わりギリギリまで読書感想文を後回しにしてしまう方こそ必見です!この本を読めば、本を選びにでかけたくなりますよ。

この小説のおすすめポイントは、なんといっても「小説」であること。教科書や参考書などと違って、齋藤孝先生をモデルとした「内藤孝」先生が4人の児童を対象に読書感想文について解説をするという「4日間の講義形式」で物語が進みます。
講義形式といっても「語りかけ」に近い。齋藤孝先生の他の書籍も何冊か拝読しましたが、とにかくすぐそばで自分に語りかけてくれるので専属の先生の雰囲気をかもしだしています。

更に小説と言うことで、読書感想文の書き方について教えてもらうことになったきっかけ、登場人物のキャラクター、エピソードが盛り込まれており、スーッと入ってきやすいです。4人の登場人物のキャラクターがそれぞれ違うので、自分と重なる(親近感が湧く)人物もいるのではないでしょうか?

本を読み慣れている子なら1時間程度、読み慣れていない or じっくり読んで2~3時間程度で読み終わるくらいの分量です。

以下、ポイントを3つに絞って解説していきます。

①「なぜ読書感想文を書くのか」を踏まえた3つの本の選び方
②本を読む時の3つのポイント
➂具体的な3つの書き方

①「なぜ読書感想文を書くのか」を踏まえた、3つの本の選び方

「なぜ読書感想文を書くのか」

「自分の思っていることを、限られた文字数の中で的確に伝える」という、読書感想文の極意は、実は日常のコミュニケーションと同じ

そもそも、「なぜ読書感想文を書くのか」と疑問に思ったことはありませんか?
「こんなんやりたくない!面白ければそれでいいやん!」と娘も常々言ってますし、学生時代に本を読まなかった私にとっては、苦痛でしかありませんでした。

ひとつの答えとしては、「『自分の思っていることを、限られた文字数の中で的確に伝える』という、読書感想文の極意は、実は日常のコミュニケーションと同じ」だということです。社会に出れば、常に意見を求められる場面にでくわします。資料をまとめ、いかにポイントを押さえて伝えることができるのか、が仕事を左右します。

また、面白い漫画やゲームは人に教えたくなりますよね。「誰かと共有したい、一緒に楽しみたいと思うのが人間の基本的な性質」だそうです。

これには納得です。私自身、このブログを書いているのは「こんな面白い本あるから、みんなも読んでみて!」「こんな風に読んだら、もっと面白くなるよ」ということを伝えたいから。ブログを始めた当初は、「高校生ぶりに読書感想文を書いているな」と感じていました。

3つの本の選び方

最高の読書感想文の第一歩。
それは、心からおもしろいと思える本を選ぶことだ。

先ほどもお伝えした通り、人は面白いと思ったものを共有したくなる性質があります。
逆に、面白くないと思ったこと、嫌だなと感じたことも人に聞いてもらいたくなりますよね。でも、ネガティブな意見(この本はつまらなかった)という感想は、誰も聞いていて楽しいものではありません。

なので、自分が「みんなに伝えたい」「ぜひ読んで欲しい」と心から思える本を選びましょう。
本の選び方のポイントは3つ。

①座右の書
②漫画やアニメ、映画を元にしたお話
➂課題図書

◆①座右の書
座右というのは、「身近」という意味。それに尊敬の意味を含んでいます。つまり、常に自分のそばに置きたいと思える大切な本のこと。何冊も何冊も読んでいるうちに出会う、宝物のような本。座右の書なら、感想文としてみんなに読んでもらいたい気持ちが自然と生まれてきますね。

②漫画やアニメ、映画を元にしたお話
そもそも読書が苦手で本を「読めない」人は、マンガやアニメ、映画を元にした小説もいいでしょう。実は、こういった小説はたくさん出版されています。
私たち家族はよく図書館を利用しますが、図書館では基本的に漫画の貸し出しがありません。なので、「名探偵コナン」や「鬼滅の刃」「まいぜんシスターズ」などで小説化されたものを借りることがあります。逆に、小説をもとにドラマ化したものもたくさんあるので、自分が好きなメディアから小説が出版されているかどうか、一度調べてみてください。

➂課題図書
コンクールによっては課題図書が設定されています。
課題図書は「本の専門家の先生方が、新しく出版されたたくさんの本の中から、年齢に合わせて、多くの感動を得られたり新たな知識を得られたりする本を、フィクション、ノンフィクション、外国作品などから選んだもの」。
選択肢が多すぎる(自由課題)と、何を選んでいいのかわからないことが多いといわれています。予め選書されたものだと絞り込みやすいです。

本が決まったら、次は「読む」ポイントです。

②本を読む時の3つのポイント

①ふせんを貼る
②書きたいことメモを作る
➂「グッときたところ」を最終的に3つに絞り込む

①ふせんを貼る
・グッときたところ、心が動いたところにどんどんふせんを貼っていく。
・ついでに、どんなふうに心が動いたのか、ふせんにちょっとメモしておく。

この方法は、ブログを書く上で非常に役立っています。現に、この記事を書く際もポイントとなる箇所に忘れないようにふせんを活用しています。

②書きたいことメモを作る
・本を読み終えたら、ふせんを貼ったところを書き出し、自分の中で起きた『変化』を書きだしていく。
・もし自分がこの主人公だったら?
・過去に自分が体験したことに似たような経験はないか?

自分にしかないエピソード(体験)盛り込むとグッと自分だけの感想文に近づく。

➂「グッときたところ」を最終的に3つに絞り込む
・伝えたいことに優先順位をつけて、最終的に3つに絞り込む
・あれもこれもと要素を盛り込みすぎると文章が散漫になる
・絞った3つの内容から発展させると、方向がブレないので、思い切った文章が書ける

今回の記事も「3つ」をキーワードとして盛り込んでいることに気づいていただけましたか?伝えたいことがたくさんあるのですが、全て伝えると全文引用というよりも、パクった形になります。ブログ読者様にポイントをお伝えしつつ、この書籍を読んでいただくにはどうすれば良いだろうかということを常に念頭に置いて書いています。

➂具体的な3つの書き方

①書き出しの一文に困ったら?
②読む前と後で、自分の心がどう動いたか
➂視点を変えよう

◆①書き出しの一文に困ったら?
・書きたいことから書く
・本を読んだキッカケ(動機)から書く
・「なぜ?」から始める

書き出しが決まらないことってありがちですよね。当ブログでも、内容から入り最後に出だしやタイトルを考えることがとても多いです。気になる出だしだと、続きも読みたくなるし、そうでないと最後まで読んでもらうことは難しいです。

◆②読む前と後で、自分の心がどう動いたか
・比べると人はモノが言いやすい
・違いに注目することで書きやすくなる
・読む前の印象(ビフォー)
・読んだ後の印象(アフター)
・印象が変化したのはなぜか?(ターニングポイント)

ビフォーアフターで書くことで気づきが生まれます。
失敗ばかりでダメな主人公だなと思っていたけれど、読み進めるうちに家族思いの熱い主人公にどんどん魅かれていくことってありますね。そういった場面で「自分も見習いたいな、こんなことやってみようかな」と影響を受けることは非常に多いと感じます。

◆➂視点を変えよう
・自分の立ち位置を変えて見直すことで、新たな気づきがあって、新鮮な感想を書ける
・主人公の周りの登場人物からの視点を加えることで作品の世界がどんどん豊かになり、感想文のアイデアもどんどん生まれていく

感想文ではありませんが、最近読んだ本の中では「成瀬は天下を取りに行く」がこ手法にあたると感じました。本屋大賞を受賞した1作目は、主人公の成瀬を中心に成瀬の突飛な行動が描かれいます。
続編は、成瀬の周囲の登場人物(家族や友人)目線から「成瀬はこんなところが変わっている、こんな風に考えているのではないか」といった切り口で描かれていました。
第三者目線が加わることで、読者を飽きさせない工夫がされていて、そこがまた「成瀬」の魅力を引き立てていました。

具体的な書き方のポイントを3点に絞ってお伝えしました。

それでも原稿用紙が進まない方は、まず「人に聞いてもらう」ことをしてみてください。口頭でも人に伝えることによって、少しずつ頭の中身が整理されていきますよ。

まとめ

【読書感想文の流れ】

①心からおもしろいと思える本を選ぶ
②心が動いた場面に付箋を貼りながら読む
➂書きたいことメモをつくる(重要!)
・もし、自分がこの主人公だったら?
・過去に自分が体験したことに似たような経験はないか?
・読む前と後で、自分の心がどう動いたか
④書く!
・人に話してみると書きやすい

読書感想文は、あらすじを伝えることがメインになってしまいがちですが、あらすじに自分の体験を加えることで一気に「自分にしか書けない感想文」にグッと引き上げられます。こちらがやはり、一番の重要なポイントだと感じました。

例えば、魔法のお話を読んだとしても「自分が魔法使いだったら○○がしてみたい、なぜなら△△をしてみたいから。」という風に繋げていけば良いです。その「△△」の内容が実体験に基づくものであれば、説得力・具体性が増しますね。

「青少年読書感想文全国コンクール」のサイトでは、課題図書の紹介をはじめ、感想文の書き方、受賞作品が掲載されています。特に「受賞作品」に一度目を通して見ると、「自分の体験に関連して書かれている」ことがよくわかります。説得力のある作品を知りたい方は、ぜひ目を通してみたください。

対象年齢は?

この小説の対象年齢は、「小学中級から」となっています。
文字は割と細目の明朝体、ページによってはぎっしりと文字が詰まっています。読み慣れていない子は抵抗を感じるかもしれませんが、3~4年生から文庫本デビューする子が多いので、思い切って挑戦してみてください。

<今回ご紹介した内容以外の内容>
・感想文を書く時のマナー
・推敲(見直し)のポイント
・オススメ書籍
などなど、盛りだくさんに紹介されています。

自分で読めない子には、大人の方が読んで、ポイントを伝えるのが一番だと思います。親が読んで、一緒に感想文の構成を考えてあげることで、一気にこどもの負担が楽になり、考えることに集中できるようになりますよ。

moco
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ここまで、長文お疲れさまでした!
次に表現方法が豊かになる参考書籍をご紹介します。

「伝える」力が伸びる!12歳までに知っておきたい語彙力図鑑

語彙とは?

その人が知っていて使える言葉を「語彙」といいます。
たくさんの言葉を知っていることは「語彙力がある」や「語彙力が高い」と表現するよ。語彙力が高い人は、思考力やコミュニケーション能力が高いともいわれているんだ。

「やばい」
「すごい」
「うざい」

こういった決まった言葉だけで全てを表現していませんか?
色鉛筆に例えると3色しか持っていない状態。でも、もっとたくさん種類があれば、自然と伝えられる表現が広がりますよね。

より豊かな感情表現を手に入れて、みんなの語彙力の色鉛筆をどんどんカラフルにしていきましょう!

5ステップの構成

この書籍は「図鑑」と名がついているように、語彙を表すイラストとそれに関連する言葉で成り立っています。
辞書よりも手軽に、更に感情にまつわる言葉が多く紹介されているので、読書感想文を書く上でもとても役立ちます。

【STEP1:言い換え】
例えば「やばい」はどういう意味か?では他に言い換えるとしたら何がある?危うい、驚異的、などなど。
34もの感情を表す言葉が視覚的に捉えられるように掲載されています。ここのSTEPが一番汎用性が高い。

【STEP2:状況説明力を鍛える】
イラストとその状況を説明する文章で構成されています。
文章の中には、四字熟語や知っておきたい語彙が多用されており、更にその意味の解説付き。文章中での具体的な語彙の使い方がわかります。

【STEP3:ポジティブ変換】
例えば、食べた料理がおいしくなかった時
×「うーん、おいしくないです」
〇「初めて食べる味です」

こういった表現方法を身につけておくと返答に困った際も、やんわりと伝えることができますね。

【STEP4:目の付け所探し】
風景などの写真を見て、感想を述べる練習。
物事を様々な角度から「観察」することで、ワンパターンになりがちな感想の幅を広げます。具体的なポイント解説を読むことで、疑問をもつ注目点が少しわかりました。上級者向け。

【STEP5:文豪たちの日本語】
話し言葉ではほとんど使いませんが、小説を読んでいると出てくるような表現を多数紹介。大人になるとそうそう辞書を引くことがありません。文脈からなんとなく理解していた言葉も、実は意味が違っていたりして、目から鱗でした。

対象年齢は?

対象年齢は、小学生以上です。
大人でも知らない語彙、幅が広がる語彙が多数あり、辞書代わりに一家に1冊あるととても便利だと思います。

読書感想文だけでなく、作文や小論文でも大活躍間違いなしです。

【全体の感想】

長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。
夏休み定番の「読書感想文」は書けそうですか?

本を読んだ後はやる気になるのですが、いざ原稿用紙に向かうと進まないことが多々ありますね。昔から「推敲(見直し)」の重要性は言われていましたが、原稿用紙に書いた文字を練り直して書き直すのはとても面倒です。
低学年のうちから、ITに慣れるという意味でも、パソコンで下書きをしてから原稿用紙に清書するという方法もありだと思います。

また、夏休みになると図書館で「早く本を選んでしまいなさい」「えー、こんな本にするの?書きにくいで。これにしなさい」と言っているおうちの方を見かけますが、親が選んだ本・焦って選んだ本では「自分だけの感想文」を書くことができません。
かといって、普段読み慣れていない子にとっては、どんな本を選んでいいのかわからないと思います。
今はネットで簡単に調べられる世の中なので、ぜひ親子で検索して、候補を数冊に絞ってから中身を確認(文字の量は適切か、挿絵があるか、イラストが好みかどうか)、そこから選ぶといいと思います。図書館なら候補作品をまるっと借りてしまうのもアリだと思います。
また、課題図書は予約が多かったり貸出期間が短かったりするので、とにかく早め早めに取り組んでいくことが大事だと感じます。

また、「読書感想文ワークシート」なるものが、ダウンロードできるサイトが多数あります。検索するとすぐにヒットするので、そういったお助けグッズを活用するのも大いに賛成です!

moco
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読書感想文を書くのは私も苦手でしたが、親子で一緒に本や言葉を選んで、宿題が楽しい親子時間になればいいですね!

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