

こんにちは!mocoママです。
きょう、なによむ?

今日は、ぼくの「今月の推し」を読もう。
「小学生にどんな本を選べばいいんだろう?」
そんな悩みをお持ちの方へ。
新学期、忘れ物をテーマとした学校生活の絵本から、朝ドラ『あんぱん』で話題のやなせたかしさんの伝記、命について考えられる1冊まで。
親子の読み聞かせにも、一人読みを始めた低学年にもおすすめできる7冊をまとめました。

【moco(もこ)】
●9歳差姉弟をもつ、2児の母
●本を読まなかった子供時代から一変!こどもへの読み聞かせをきかっけに、読書にハマる
●絵本の世界観を実生活とリンクさせる子育て実践中
●詳しいプロフィールはこちら
【新学期】
夏休みも終わり、新学期になりましたね。
新しいクラスにも慣れてきた一方、少し気が緩みがちな2学期。
みなさん、「忘れ物」はありませんか?
「忘れ物」をきっかけに、思いやりを考える絵本、ポジティブに考える絵本の2冊をご紹介します。
1.「わすれものとどけます」
人をからかって笑ってしまった時、どうする?
緊張すると言葉がつかえて、うまく話せなくなる(どもり)「ぼく」。ある日、6年生のお姉ちゃんの教室に、忘れ物を届けに行くことに。
ドキドキしながら勇気を出して6年生に声をかけたのに、やっぱりどもってしまった…。
そのとき、教室では…?
「どもり」に対して笑った子、笑われた子、見ていた子、それぞれの視点から心の動きがとてもリアルに描かれています。
子どもたちの等身大の姿を通して、「人との関わり」や「思いやり」について考えさせてくれる作品です。
2.「わたしはわすれんぼうチャンピオン きょうふのわすれものチェック!」
工夫する=生きる力!!
毎日忘れ物をしてしまう「忘れ物女王」のクラスメイト。
忘れ物をしないように連絡帳に赤丸をつけたり、電話をして呼びかけても効果はイマイチ。
そう、「忘れ物女王」はひと味違う!
お手製の上履き、エアー鍵盤ハーモニカ、落とし物箱から調達した文房具…。
忘れ物をしても工夫を凝らして、なんでも自分の力で解決してしまうすごい人なのです。
ところがある日、しっかり者のアヤがまさかの忘れ物をしてしまい……。
「うっかり」を「アイデア」に変えてしまう、前向きで楽しい一冊です。

忘れ物をしても、友達や先生に声をかける、自分で作れないか考えてみる。
「生きる力」が具体的に見えて面白かった。

忘れ物はない方がいい。
けれど、もしものときにどう動くかで大きな学びになりますね。
持ち物を「見える化」する、お助けグッズを使ってみるのもいいのかも。
【命について、ちょっと考えてみませんか?】
朝ドラ「あんぱん」が終盤を迎える今月は、やなせたかしさんの絵本から「生きる」ことに目を向けてみましょう。
命が繋がる喜びや大切な命を守る知識を身につける本をご紹介します。
3.「やなせたかし物語」
「なんのために生まれて なにをして生きるのか」問い続けた一生
「アンパンマン」の作者として知られる、やなせたかしさんの生涯を描いた伝記絵本です。
今でこそ国民的キャラクターを生んだ人気作家ですが、若い頃から順風満帆だったわけではありません。
父と弟の死、そして戦争を経験しながら、やなせさんは「本当の正義とは何か」を生涯問い続けました。
地道な下積み時代や、愛する人との出会いを経て、やがて多くの人の心に響く作品を世に送り出していきます。
アンパンマン誕生までの苦悩と歩みを知ることで、「生きる意味」についても考えさせられる1冊です。

夏休みから、朝ドラ「あんぱん」を見始めた息子。
ひたむきに生きる姿にすぐに引き込まれていきました。
最終回まで目が離せません!

「アンパンマン」は単独のアニメシリーズで最多のキャラクター数(1768体)で、ギネス世界記録に認定されたんだって!
地道に継続していく姿がとても素敵。
イラストや詩を描いてみたいと思ったら、サイズが豊富なクロッキー帳がおすすめ☆

4.「ぼくのじゃがいも」
前代未聞のペットに、ちょっと真似したくなる(笑)
アルバートがほしかったのは「ペット」。
それなのにお父さんがくれたのは、まさかの「じゃがいも」でした。
でもよく見ると、くぼみが表情豊かな顔に見えてくるのだから不思議!
「おじゃが」と名前をつけ、ペットのようにかわいがっている姿がとても健気で印象的でした。
そんなある日、じゃがいもが傷んでしまって…。
ラストの展開がとっても素敵!
命のつながりを感じる温かみのあるお話です。
5.「いのちをまもる図鑑」
ピンチを乗り切るために必要なのは、「事前の知識」!
・スズメバチが飛んできたら?
・服が燃えてしまったら?
・不審者がついてきたら?
どれも突然起こるかもしれない、命に関わる危険。
そんなとき、焦らず冷静に行動するには、「知っている」ことがなによりも大切です。
本書では、インパクトのあるイラストやクイズ形式で、こどもが自然と興味をもてる工夫がなされています。
実際に、息子も夢中になって読み、家族に次々と問題を出してきました。
大人もハッとさせられる内容が詰まった、家族みんなで楽しく学べる1冊です。
【無条件におもしろい絵本】
最後はノージャンルですが、読んでいて楽しい気分になれる絵本をご紹介します。
6.「ガスこうじょう ききいっぱつ」
リアルすぎる工場の正体は…まさかの!?
24時間ノンストップで稼働する、とある工場。運ばれてくる材料の処理に命がけで作業にあたる職員たち。
「すごい!ここ、見学に行ってみたい!」と目を輝かせながら息子と読み進めていきました。
でも、ページをめくるたびに緊張感が高まり、、、
精緻なイラストからの、まさかのオチ(笑)
シゲリカツヒコさんにしか描けない世界観がぎゅっと詰まった一冊です。

こんなに緻密で本格的なのに、オチでぜんぶ持っていかれる(笑)
小学校での読み聞かせにおすすめです。
7.「くらべるえほん たべもの」
並んだ2つの絵…じっくり見ると、何かが違う?
涼しげなクリームソーダの表紙をじーっと眺めてみてください。
「何が違う?」
アイスの大きさ、メロンソーダの量、グラスの水滴…。
と いうことは つまり…?
見とれてしまうほどの美しいイラストをじっくり見るだけでも楽しい。
(そう!この表紙も中もぜーんぶ写真ではなくイラスト!)
感じたことはすべて正解!
観察力や想像力が養われる1冊です。

このふたつの「ちがい」は?
息子、見事に反対でした(笑)

以上、参考にしていただけると幸いです。
また、ほかにも本を紹介していきますね!
↓いいねと思ったら押してね↓