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【投資の基礎がわかる児童文庫】学園ミリオネア100万円ゲーム

mocoママ
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こんにちは!mocoママです。
きょう、なによむ?

姉

『学園ミリオネア100万円ゲーム』が読みたい!

mocoママ
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・この本はストーリーを通して株への投資について学べる小説です。

・大事なワードは太字で書かれているので見逃しませんよ。

【どんな本?】学園ミリオネア100万円ゲーム

2022年4月~2022年(令和4年)4月から高校で金融教育が義務化され、資産形成の授業がスタートしました。
娘は中学3年生ですが公民で「投資」について授業があり、興味をもったようです。それをきっかけに投資についてのわかりやすい本を探したところ、この本に出会いました。

この本は朝日小学生新聞で2023年4月~6月に連載されていたものを、加筆修正したものです。
著者の遠山彼方さんは、金融機関に勤めた経験もあり、その実力ぶりが窺えます。

あらすじ

あたし、津田サクラ

せっかく制服がかわいい、あこがれの圓城寺(えんじょうじ)学園に入学したのに、お父さんの会社が倒産! いきなり2学期の学費が払えないというガケっぷちに!!

この学園では、なんと、「投資」お金を増やすことができるらしい!
生徒会が「銀行部」を運営していて、「J(ジョージ)」という学園通貨で、部活の株に投資できる仕組みがあるんだって。

そこでなぜか、わたしを助けてくれたクラスメイトの渋沢シキくんと、学園のキラキラ王子藤原タケル様が、期限1か月の投資勝負をすることに!

「カブ」? 「トーシ」? それっておいしいの???よくわかんないけど、シキ社長に1日パン3つでやとわれたわたし。とりあえず情報集めに行ってきまーす!!

「ポプラキミノベル」ホームページより引用

注目のポイント

注目のポイント

① キャラクターがかわいい
② 投資の本質に触れている
③ 投資の格言が学べる

① キャラクターがかわいい

私の第一印象は「絵がかわいい」です。
実は、こういった児童文庫は私自身はほとんど読まないのですが、イケメン王子の登場に大人の私もワクワクしました。

主人公は中学一年生ということで、あどけなさが残るちょっと丸顔が好印象です!

主な登場人物の名前もなにやら連想させるものが…

・津田サクラ(主人公)
・藤原タケル(白王子)
・北里スズネ(黒王子)
・渋沢シキ(謎の少年)

勘のいい方はお気づきかもしれません。そう、2024年7月から発行される新札に描かれる人物なんです!

ん?
「藤原」って誰だろう…?
過去には藤原鎌足がお札になっていたこともあるので、そこに由来しているのかもしれませんね。

お金に興味がもてるキャラクター設定も魅力のひとつです。

姉

私の推しは「シキ」でーす。

② 投資の本質に触れている

この学園では部活の株を売買することで利益を得ることができる仕組みになっています。部活の大会等で良い成績をおさめることができれば、株価が上がり配当もでるとのこと。かなり本格的な設定に驚かされました。

さまざまな部活の情報を調べて株の値動きを予想し、各部活に投資をしていきます。

投資について何もしらない「サクラ」に対して、何故か投資に詳しい「シキ」が会話を通して株について簡単な言葉で説明してくれるのが読者にとってもわかりやすいところ。

なかでも「『投資』の本質は、その部活を応援したいって気持ちだから」というセリフが心に響きました。
以下のような場合は、どう考えますか?

【投資の本質は応援】
  • ちょっと苦手な人がいるAI部の株価が下がってしまった。」
    ⇒「くやしい、わたしのお金が減っちゃった!投資なんてしなきゃよかった」
      
  • 大好きなベーカリー部の株価が下がってしまった。」
    ⇒「なんでだろう、ベーカリー部のパンはおいしいのに!これからもたくさんパンを買って、売り上げに貢献しなくちゃ」

株価は値動きがつきものです。
「応援したい」という気持ちをもつことによって、株価の値動きに一喜一憂することがなくなり、穏やかな気持ちで投資をすることができるといいます。

現実世界の投資も、この本質を知っているかどうかで投資に対する価値観は大きく変わってきますね。

サクラとシキがどういった部活に投資するのかが注目です☆

③ 投資の格言が学べる

『見切り千両』
『卵は1つのカゴに盛るな』

といった投資の格言も登場します。
どんな中学一年生なんだ~!!!と思いますが、投資の本を読めばよく見かける言葉です。

これらについても例や図を用いてわかりやすく解説しているので、金融教育の第一歩として頼れる1冊になっています。

本作品ではまだ「シキ」について謎が残されたままでした。
気になる第2巻は2023年秋頃発売予定です!

mocoママ
mocoママ

・30代後半になって、iDeCoとつみたてNISAを始めました。

・投資はお金持ちがするものだと思っていたのですが、ごく普通の家庭でも投資する制度を整えてくれています。

・もっと若いうちから長期運用できればよかったと思うので、金融教育はとても大事だと思います。

対象年齢は何歳くらい?

出版社推奨の対象年齢は「小学校中学年から」となっています。ただ、内容的にも難しく、普段から文庫本を読み慣れていないと挫折するかもしれません。

個人的には小学校高学年からか中学生がおすすめです。

もちろん投資の基礎について知りたい大人にもわかりやすい内容となっています。

ただ、このお話では手数料などについては触れておらず、また運用期間も1か月と短期なため、実際の投資としてはかなり危険だと感じました。(その点に関してはシキも言及しています。)

お金に対する興味・関心として読んでおきたい小説です。

mocoママ
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以上、参考にしていただけると幸いです。

また、ほかにも本を紹介していきますね!

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