mocoママです!
今回は「キャッシュレス化が進むいま、お金について考える本」を7冊ご紹介します。
まだまだ小さいと思っていた息子が、ついに小学生になりました!
毎月のお小遣いとして、110円(100円+消費税)あげ始めました。さぁ、これから上手におこづかいのやりくりができるかな?と楽しみにしています。
タイムリーに読売新聞にお小遣いについての記事が掲載されていました。それによると、以下のように専門家が語っています。
「親からもらうお小遣いはこどもがお金の意味や価値を理解するのに最適の教材」
「トラブルや無駄遣いを防ぐため、守るべき約束事を親子で消えめておくことも大切」
キャッシュレス化が進み、現金を目にする機会が減る時代だからこそ、物の価値についてもしっかり考え、お小遣いによって金銭感覚を養いたいですね。
ということで、今回は【お金】がテーマの絵本を選びました。
【絵本】
ものの価値について考える絵本「100円たんけん」
「ものの価値について考える」ことができる絵本。
100円があったら何が買えるかな?商店街で探検の始まりです。さんまは1匹、にんじんは4本、牛肉だとほんのちょっと。同じ100円なのに、物によって大きさや個数、買えるものが全く違うことを気づかせてくれます。
やっぱりすごいのは100円ショップですね!あれもこれも100円で買えてしまうなんて!
◎学べる絵本なのに、堅苦しくなく、スイスイ読めちゃう楽しい絵本です。
100円ショップは、全部同じ値段だからわかりやすい。
買えるのは物だけではない「買物絵本」
「お金で何を買うことができるか」という考察の絵本。
さきほど紹介した「100円たんけん」では、100円で買うことができる「品物」でした。
このお話で買えるものは「お菓子を買ったおいしさ、うれしさ」「らくちん、のんびり」「身だしなみ」など、「形として見えないもの」
さらに「お菓子を買う」→「ついでに虫歯も買う」といったデメリットにまで言及されている点が深い考察だと感じました。
◎漢字(ふりがなあり)も多く一年生には少し難しい内容でしたが、お金の価値について考えることができる良書だと思います。
50円をめぐって葛藤を描く絵本「しょうじき50円ぶん」
嘘・偽りのない「正直」について考える道徳絵本。
野球の練習の帰りにジュースを買った兄弟。よく見ると、おつりが50円足りません。すぐさま、足りなかった50円を返してもらいました。
次の日、向かったのはたこ焼き屋さん。今度はおつりが50円多かった…。
どうしよう、どうしよう。
しっかり描かれたまゆげから、お兄ちゃんの意志の強さが伝わります。兄弟が50円を巡って葛藤する姿がまぶしく映りました。たこ焼き屋のおっちゃんも面白くて気持ちの良いお話です。
◎元小学校教諭のくすのきしげのりさんのお話は、考えさせられる道徳的な絵本が多いですね。他にも多数執筆されていますので、興味のある方は、ぜひ手に取ってみてください。
お金の値段がイラスト(300円なら100円玉3枚)で描かれているからわかりやすい!
【児童書(よみもの)】
お金を使うのって難しい「めいちゃんの500円玉」
こどもにとって大金である500円の使い途ついて考える児童書。
めいちゃんが、道で拾った500円玉がしゃべりだし「オレさまで、好きなものを買いなよ」と言うではありませんか。めいちゃんはスーパー、ペットショップ、お花屋さん、いろんなお店を周りますが、上手に500円を使うことができません。
買いすぎてしまうこともあれば、消費税が別途必要なことも。そして、ペットショップではペット価格以外にも、水槽や餌などの維持費が必要なことも学びます。さて、めいちゃんは500円をどんな風に使うのでしょうか?
◎文字は少な目、素朴なイラスト、すっきりした体裁で低学年の子にも読みやすいです。
500円玉が「お金の王様」と宣言している姿に重みを感じました。
限られたお金を大事に使うための思考法「おこづかいの賢い使い方」
大人も一緒に考えたい、経済学の児童書。こどもに大ヒットでした!
何を買うか買わないか?限られたお金を大事に使うための思考法が書かれています。
素敵なものがたくさん売っている、こどもたちに人気のお店「宝島」。そこへ買い物にやってきた5人のこどもたち(犬)の買い物の仕方を、魔法使いのような店長さんが導く、5つのストーリーから成り立っています。
例えば…
【欲しいものがたくさんある!】
・ぬいぐるみを買ったらどうなるか?
・友達の反応は?それは一緒に遊べる?
・お金を使い切ってしまったらどうなる?
・一度使ったら取り戻せないのはお金だけ?
このように、ひとつずつ具体的に考えることで、欲しいものが本当に必要かどうかをじっくり考えることができました。
◎この本を読んでから、息子がまずはじめに行ったことは「断捨離」。もう使わなくなったおもちゃを見直すことを始めました。現在、手元にあるものを見つめて大事にすることは第一歩ですね。息子の成長を応援します!
後悔や失敗を繰り返しながら、少しずつお金の使い方を学んでいってほしいです。
自分だけ買ってもらえない「どーすんの!?おもちゃゲット大作戦」
「みんなが持ってるから欲しい」気持ちを整理したい親子にオススメ。
「みんな持っている」
「ぼくだけ持っていない」
「よそはよそ、うちはうち」
一度は口にしたり言われたことがあるであろう、このワード。どこの家庭でもお悩みの問題です。この気持ち、わかるよ、わかるよ。主人公ケンタ君の言い分が痛いほどに伝わっていました。
このお話の主人公のケンタ君は、本当は持っていないロボを「持っている」と友達に言ってしまいます。友達とロボで遊ぶことになり、さぁ大変!自分のおこづかいでは足りないし。あの手この手でロボを手に入れようとしますが、なかなかうまくいきません。
◎「ケンタ君はどうやって解決するんだろう?」とドキドキしながらページをめくりました。ケンタ君の方法が各家庭でのひとつの解決策となれば良いなと思います。
ぼくはケンタ君のアイデアが心に響いたよ。気に入って何度も読んでもらいました。
【児童文庫】
株式投資の入門書「学園ミリオネア 100万円ゲーム」
株式投資について本格的に学べる小説。
上の子が中学校の公民で投資について勉強したのをきっかけに読みました。
主人公サクラが通う圓城寺学園では、「生徒会銀行部」なる部があって、学園通貨「J(ジョージ)」を使って、部活に「投資」できる制度があります。部活への投資ですが、現実社会の投資とほぼ同じ仕組みになっています。
◎金融教育の第一歩として、小学校高学年、中学生から読んでおきたい1冊です。大人にもオススメです。詳しくは別の記事で解説していますので、そちらをご覧ください。
以上、参考にしていただけると幸いです。
また、ほかにも本を紹介していきますね!
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