こんにちは!mocoママです。
きょう、なによむ?
『学園ミリオネア100万円ゲーム②「絶対もうかるウマい話、あります⁉」』が読みたい!!
・待ちに待った第2弾!
・今回は「初心者向け投資スクール」の授業を通して投資のリスクについても迫ります。
・親子で株式投資について学べるシリーズです。
【どんな本?】学園ミリオネア100万円ゲーム
「子どもに株式投資のことを聞かれても大人の自分もよくわからない」
「そもそも株式投資ってどんなもの?」
こんな風に考えられてる方、いませんか?私もそのひとりでした。中学3年生の娘が公民の授業で「投資」について学んだことをきっかけに、投資についてわかりやすく説明してくれる本はないかと考えたところ出会ったのがこの小説です。
小説の第1弾では、株の売買によって利益を生み出す方法が詳細に記されていました。本作品は前作からの続きなので、まだ読んでない方は先に第1弾をオススメします。
あらすじ
わたし、津田サクラ!
お父さんの会社が倒産して、学費を自分で払うことに。こまっていると、やさしげな上級生・板垣ナツメ先輩が初心者向け投資スクールにさそってくれたの。絶対もうかる方法を教えてくれるんだって。
行ってみると、そこには「エス」を名乗る人物が。でも、エスって…………このスクール、信じてだいじょうぶ?
「ポプラキミノベル」ホームページより引用抜粋
注目のポイント
① 投資の実体験が学べる学園
この圓城寺学園では、なんと、「投資」でお金を増やすことができるシステムがあります。生徒会が「銀行部」を運営していて、「J(ジョージ)」という学園通貨で部活の株に投資できる仕組みを作っています。
ちなみに、「1J」は「1円」と同じ価値。
部活の株価の値動きによって「J」を増やすことができるようです。
例えば、ベーカリー部やパティスリー部では作ったパンやスイーツを学食で販売し、人気が出れば株価が上がるといったシステム。株主優待や配当などもあり、本格的な仕組みとなっています。株を買ってくれる生徒がいれば、部活をする生徒もやる気が出ますね!
『投資の本質は応援』であると一貫して語られており、儲けることだけが投資でないことを教えてくれる点も投資の魅力であることがわかります。
大学では近年「起業サークル」が話題となっていますが、中学生から部活動を通して実社会の仕組みを体験できるというのは興味深いです。
制服もかわいいし、投資体験ができるので「通ってみたい学園ランキング第一位」です。
② 投資詐欺についても言及
お金に困っている時には(困っていなくても)あまーいお誘いにはひっかかりやすいもの。迷っていても「今買わないと損をする!」という心理が働いて、冷静な判断ができない経験は誰にでも思い当たることがあるはずです。
初心者に対して高額な授業料を請求し、けれども「必ずもうかる」と言われるとついつい乗ってしまいがちですね。
主人公のサクラちゃんも今や金銭的に崖っぷち。更に、イケメン先輩から「絶対もうかる投資」のお声がけとあっては断る理由はありませんよね(笑)果たしてイケメン先輩のお誘いは「投資詐欺」なのか!?
③ やっぱりストーリーが面白い!
天然キャラの女の子「サクラ」が「イケメンお金持ち」に囲まれるという、なんともうらやましい学園ストーリー。更に、イケメンの金融知識が半端なく高く、身近なものを例にわかりやすく説明してくれるという特典付き!
イケメン君も、そっけないようで実はサクラのことを心配して陰ながら支えてくれたり、バッチリ守ってくれたり。絶妙なタイミングでの登場に、「待ってました~」と胸が高まります。
私は中高6年間女子高に通っていたので、イケメンや推しが登場するお話に単純に憧れてしまいました(笑)
「あとがき」もとても楽しく読ませていただきました。作者の遠山彼方先生は「推しのグッズ」を買うことは「感謝」「応援」の気持ちを表していると語っている点が考えさせられました。
最近娘が推しのグッズを買いたいと言い出し、私自身難色を示していますが、「推しグッズへの投資」によって娘自身が励みになり、また推しの活動の支えになるのかなと少し考えを改めつつあります。
・こどもに与えるのは「お金」ではなく「お金を増やす方法」です。
・小説を通して、投資の正しい知識・リスクを学び金融リテラシーを親子で高められたらと思います!
【対象年齢は何歳くらい?】
出版社の推奨年齢は「小学校中学年から」となっていますが、非常に内容が濃く、大人の私でも理解するのに時間がかかりました。
主人公は中学一年生の学園ストーリーなので、「小学校高学年頃~」が個人的には対象かと思います。
以上、参考にしていただけると幸いです。
また、ほかにも本を紹介していきますね!
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