デザインの知識やスキルだけあっても仕事になるか?といったらそうでもない。
「あなたにお願いしたいんです!!!」と選ばれる人になりたい。
そのためには、
「自分とは何者であるか?」
「何を提供できるのか?」
を明確にし、自分の軸を見定め意思表示する必要があります。
まずは「自分自身をデザインすること」が大切。
さぁ、私の新しい1ページが開かれる!!!
2024年夏。
ブログを始めて1年ちょっと経ちましたが、思うように閲覧数も伸びず、「私のブログってこのままでいいのかな?」と考えていました。
立ち上げた当初からは、少しずつデザインや伝えたいことを意識しながら改善してきたものの、なんだかうまくいかない。
届かない…。
そんなモヤモヤの中で出会った「デザイン勉強会(全4回)」の様子をお伝えします。
目次からお好きな項目に飛ぶこともできます。
【選ばれる人になるためのセルフブランディング講座】
講師の先生は?
講師の先生は、3児の母、同年代でありながら、デザイン会社の代表取締役。
女性向けのモノ(商品)を販売する会社を主なターゲットとし、広告デザインや販売などマルチにサービスを提供するクリエイティブな方です。
今回の講座以前にもお会いしたことがあるのですが、第一印象は「カッコいい」。
ハキハキとした語り、自分軸を持っているからこそのブレない信念。人の前に立つことを意識しているからか、立ち姿勢もピシっとして素晴らしい!
そして、何よりも一番驚いたのは参加者全員の名前を覚えてくださっていたこと。
元々面識のある方もいらっしゃったようですが、中には初対面の方も参加していました。
自己紹介の後から、「○○さんはどうですか?」と淀みなく名前を呼んでいただけたことが本当に嬉しかったです。
さて、気になる講義の内容は?
【第1回目】~自分らしさ・強み・自分の価値発見!~
第一回目の講座は、自分らしさ・強み・自分の価値発見!というテーマで、自分について深堀り、「私の強み」を言語化する内容でした。
【自分らしさとは、自分がそれをやっていて心地が良いこと】
誰かに言われてやったり、本当はやりたくないのに引き受けるから辛く感じる。
自分軸がズレてしまうと、自分の本音を自由に表現することができず、自分らしさを失っていく。
【強みとは、他者よりも優れていること】
才能、学び、評価の全てがしっかり重なった部分が「自分の強み」である。
【自分の価値とは、そのことがどのくらい役立つのかの度合い】
仕事に対する対価は、買い主が決めるもの。
買い主が選びやすいように「価値」をわかりやすく意思表示することが大事!!!
自分の強みを洗い出すためのワークシート
一通り講義を聞いた後は、ワークシートに「自分のヒストリー」を記入していきました。
これまでの職業歴や身につけた知識を振り返り、また得意なこと苦手なこと、人生のターニングポイントなど自分とじっくりと向き合う時間に。
ただ、自分で自分のことを見つめるだけでは自分の価値は見えてこない。
そこで、参加者同士でワークシートに書かれた内容を語り合うことで「第三者目線で客観的に」自分についての印象を教えてもらいます。
その際に、
「よく言われること」
「初めて言われたこと・意外な反応」
に分類し、そこから「気づいたこと」を導き出していきます。
私は「mocoさんって○○だよね」と自分の印象を言われることがほとんどないなと気づき、全てが新鮮なものとして受け止めました。
元々は、大学の研究室でDNAなどの分子生物学系の実験の仕事に数年間従事。
出産後も、派遣やパートなどで同様の仕事を行っていたため、新型コロナウイルスで一躍有名になったPCR検査を得意としています。
その経歴から「地道な作業が得意、集中力が必要な細かい作業が得意」だという印象を周りの方は持たれたようです。
また、図書館に足繁く通っている姿から「司書さんよりも話しやすい、聞きやすい」というお言葉もいただきました。
自分では淡々と語る「自分ヒストリー」は、第三者から客観的な目線では、こういった風に言語化してもらえるのかと正直驚きました。
では、「自分らしさ」「自分の強み」って何?
一瞬で答えが出るものではありませんが、方向性がぼんやりながら見え始めたところです。
別の参加者の方も、「子育てを楽しんでいる、子どもに背中を見せているということが、実は周りからもそう見えていることで自信に繋がった」といった感想を聞くことができました。
自分の経験は自分だけのもの、私だけの経験が自分の強みとなって、お客様の困りごとを解決する大きな力になっていくのです。
自分の強みについて改めて考えるきっかけとなりました。
他の参加者の方のおかげで客観的な意見を伺えたのも貴重な経験です。
【第2・3回目】~自分を表現する名刺づくり~
「自分らしさ」「自分の強み」を知り、それを活かす。
デザインの実践として「名刺」を作製していきました。(canvaを使用)
名刺の目的ってなに?
そもそも名刺を渡す目的って何でしょうか?
・名前を知ってもらう
・連絡先を知ってもらう
・覚えてもらう
こんなことが思い浮かびますよね。
では、みなさんはもらった名刺はどうしていますか?
私の場合は、名刺入れに入れておくか、そのままポイっとどこかへ紛れてしまうことがほとんどです。
新入社員の頃に上司に言われたのは、
「○○会社のmocoさん。この名前までしっかり覚えてもらうのが大事。○○会社さん、と呼ばれるのではダメなんだ。mocoさんにお願いしようと思われるように名刺を渡せ!」ということ。
そう、名刺を渡す目的は
自分を知ってもらうこと
思い出してもらうこと
名刺はインパクトが大事!
次に会った瞬間「あの名刺持ってた人やな」と思ってもらうことが重要なんです。
名刺をデザインしてみよう
~デザインする上で知っておきたい3つのこと~
【デザインに正解はない】
情報・知識・経験を蓄積することで「自分にとっての正解」を見つける
【相手目線で考える】
パッと見て伝わる情報提供をする
ダラダラ長くならないようにする
【ブランドカラーを決めておく】
統一感が出て、記憶に残りやすい、周知される
「デザインに正解はない」
という言葉にはじめは驚きました。
配置はこうで、色はこんな色で…といった具体的な話があるかと思っていたので正直拍子抜けでしたが、センスではない、自分が良いと思ったものがすべて正解だという話を聞き、少し心が軽くなりました。
普段からチラシや商品パッケージなどに注目し、
「なぜこのアルファベットが使われいるのか?」
「このデザイン素敵だな」
「カラーの組み合わせが良い」
など、好きなデザインを自分の中にどんどん蓄積していき、ネタの引き出しを作っておくことで「オリジナルのデザイン」に繋がっていくと言います。
ここで、前回洗い出した「自分らしさ」「自分の強み」から記載事項やブランドカラーをイメージしていきます。
私の場合は、「ブロガー」としての名刺を作製していくことにしました。
【第4回目(最終回)】~名刺のプレゼンテーション~
全4回講座の最終日は、作成した名刺のプレゼンテーションを参加者同士で行うことでした。
3回目までは、お互いに意見を聞いたり、見せ合ったりしながら和気あいあいと名刺の作製。
打ち解けてきた仲ですが、発表するとなると緊張しますね。
名刺を大公開!
作製した名刺はコチラ。
最大のポイントは「しおり」であること。
インパクト大でしょう?
私の名刺を絵本や本にそっと挟んでもらえると嬉しいです(笑)
盛り込みたいことはたくさんありますが、スッキリとしたデザインを目指しました。
【1番伝えたいこと】
・主人公はいつでもあなたです。
・絵本には子育てのヒントがいっぱい詰まっています。
【ブランドカラーはピンク】
ママのふんわり感、落ち着いたイメージを表現
【自分らしさ・強み・インパクト】
・細かい/継続性
娘が笑ったあの日から、ずっと読み聞かせを継続しています!
ブログやX(旧ツイッター)も継続して発信します!
「細かい」を表現するのは難しいのですが、発信する際は細かいところまで気を付けています。
・くいしんぼう
肩書に「くいしんぼう(家族からの印象を採用)」を入れることで親しみを感じてもらいたい。
裏面の家から出る煙は大好きなポテチ(笑)
こどもへの読み聞かせは家で行うので「家」のイラスト。
主人公はいつでもあなたです。
いつも絵本の主人公の名前はできるだけ「子どもの名前」に置き換えて読み聞かせています。
自分と同じ名前が絵本の中に登場するってちょっと恥ずかしいけれど嬉しいですよね!
絵本と接点を持つことで、グンと物語への没入感が増していき、まるで自分が絵本の主人公であるように感じます。
更に、絵本と同じ体験をすることで、本当に主人公になれる。
遠足へ行く前は、遠足のお弁当の絵本を読み、絵本と同じお弁当を作ります。
歯磨きを嫌がった時は、歯磨きが楽しくなる絵本を読み、同じ場面を再現して歯磨きを促します。
アサガオを育てる時は、もちろんアサガオの本を読むことで理解を深めています。
一度きりの人生においても、自分のドラマではいつでも自分が主人公です!
絵本には子育てのヒントがいっぱい詰まっています。
まさにコレを感じてほしくて、子育ての助けになってほしくて、このブログを書いています。
こどもがワガママを言ったとき、周りの人がどんな気持ちになるのかは、絵本を読めば言葉・表情からこどもなりに読み取れるものがあります。
主人公と共に、泣き、笑い、喜び、時には怒り、失敗もする。
言語化できないモヤモヤした気持ちも絵本を読めば、自然とお腹にストンと落ちることがある。
頑張りたいことも同じ。
親近感のあるキャラクター(年齢・環境が同じなど)が頑張る姿を見ると、自然と勇気をもらえますね。
絵本は子育てのレシピ本のようなもの。
王道もあれば、隠し味も載っている。
名刺を誰に渡すのか?
プレゼンテーションを終えて、講師の先生や参加者の皆さんからのフィードバックをもらいました。
まず、講師の先生から言われたこと
「mocoさんはこの名刺を誰に渡しますか?」
え…
思わず答えに詰まりました…。
知り合いに名刺を渡すだけで、ブログを継続して読んでもらえるのか?
応援してもらえるのか?
知り合いの役に立つのか?
そう、誰に渡すのか、誰に伝えるか、を明確にすることが、相手の困りごとを解決することに繋がるはずなのに、ターゲットを絞り切れていなかった私は、ふんわりとしたイメージになってしまっていたのです。
そこで、皆さんからの意見ももらい、再度考え直しました。
ある程度絵本を読む人に「こんな面白い本もあるよ」と紹介するのもいいけれど、逆に絵本を読まない人に「子育てにいいことあるよ」と伝える方が、子育てに悩むママの困りごとを解決する手助けになる。
もっと「子育て中のママ」にターゲットを絞ってもいい!
同じ本を紹介するとしても、ターゲット・目的を明確にするだけで印象がだいぶ違ってくると強く感じました。
「司書さんにオススメ図書を聞くのもいいけれど、mocoさんが紹介する絵本なら間違いないよね」と言われるブログを目指して頑張りたい。
【ブログ・わたしのアップデート】
プロフィールの更新
私は「司書」「保育士」「教師」といった肩書きがなく絵本を紹介しているので、なんとなく自信が持てませんでした。
そのため、絵本の読み方について自分語りすることを避けていたのです。
しかし、今回の講座を通して「自分が何者であるか?」の重要性を認識し、当ブログのプロフィールを更新しました!
まず、各記事の冒頭に「この記事を書いた人」として簡単なプロフィールを載せています。(随時更新中)
目立った肩書きがなかろうが、こんな人がブログを書いているとわかるだけで安心感に繋がります。
詳しいプロフィールには、今回洗い出した「自分らしさ」「子育て・読み聞かせで大事にしていること」を盛り込みました。私に興味を持ってくれた方が、更にブログのコンセプトを理解してくださると嬉しいです!
リエシカさんのブログでご紹介いただきました
デザイン勉強会に参加しブログの見直しを始めていた頃、X(旧ツイッター)で交流のあるリエシカさん(@riethica)のブログ記事の中で、当ブログをご紹介いただきました!
少しずつ改変していっていたところを見ていただけたのでしょうか。
誰かに届いていると思うと、安心感と自信が持てますね!
ご紹介いただいた記事
詳しくはコチラ↓
https://riethicalist.com/list-of-blogs-about-picture-books/
【ご紹介いただいた部分の抜粋】
- 小学生が読める絵本を紹介するブログは、なかなかないので貴重
- 長めのお話を読み聞かせたい、絵本から児童書への移行期
こんなときの絵本選びに、とても参考になります。
絵本紹介は短くまとめられているので、サクッと探したい方に◎
めちゃめちゃ嬉しいです☆
小学1年生の息子に合わせて読み聞かせた本を順に紹介しているので(本当は赤ちゃん絵本も、もっと紹介したい!!!)いま、まさに同年代の子への読み聞かせや子育てにお役立ちできるかと思います。
他にも偉大なる先輩ブロガーさんが紹介されているので、ぜひご覧ください。
リエシカさんってどんな人?
ブログはコチラ↓
https://riethicalist.com/
①ロングセラー絵本中心に紹介
・多くの子が夢中になったので、自分の子もハマる確率が高い
・子どもの教養を考えて丁寧に作られたものが多い
②大人が楽しくなるよう、裏話などを載せている
未就学児3人を園に通わずに自主保育されているというリエシカさん。
ご自身も保育士資格を持ち、週に3日、自主保育グループで活動しながらブログを執筆中。
X(旧Twitter)の他、ラジオでも裏話を紹介し、マルチに活躍されています。
育児本や、絵本に関する本も大量に勉強されているので、内容が深く濃い。
同じ絵本を読むにしても、裏話や小ネタを知っているだけでグッと魅きこまれるものがあります。
また、ロングセラーを中心に紹介されているので、自分自身がこどもの頃にも読んでいた思い出の絵本に出会え、懐かしく感じることができ、とても嬉しいです。
ぜひ、みなさんもリエシカさんのブログをのぞいてみてくださいね☆
【まとめ】
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
以前から「自分の強み」などの洗い出しをしようと思いっていましたが、自分だけではなかなかたどり着けませんでした。
学びあう仲間がいて、客観的な意見をもらることで新しい自分に気づくことができ、この講座に参加してよかったです。
・自分に自信をもち、以前よりも積極的に行動にうつすことができるようになりました。
・自分の軸をもち、方向性が明確になりました。
自分でも「一皮むけたな」と感じることができ、ますますやる気がアップです!
最後になりましたが、講師の先生、また学びの機会を与えてくださったNPO法人の皆様に厚く御礼申し上げます。
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